雪、富士、ラーメン、高川山 [山歩き(日帰り)]
先週に続いて今週も雪が降ったので、雪道を楽しもうと高川山に行ってきました。
高川山は大月の南にある山で、今回は北西の初狩駅から出発し、東の田野倉駅へと降りるルートを歩きます。
標高差500mちょい、標準コースタイム3時間15分のお手軽なお山ですが、山頂からの展望は素晴らしく、山梨百名山や大月の秀麗富嶽十二景などにも選ばれています。
冬に山頂でのんびりしに行くのにぴったりです。
ルート前半の登りは北斜面で、雪が積もっているに違いありません。
人気のある山で鉄道駅に近いので、降雪後に歩いた人の踏み跡は多いはず。
下りは日当たりがいい箇所では雪が溶けていそうです。アイゼンをどこで外すかに迷いそう。
天気は晴れ予報ですが、昼ごろからは雲が多くなってくるそうです。富士山見えたらいいなー。
さて出発。滝子山が立派なお姿。
電車の中にはザックを持った登山客がたくさんいました。
初狩駅でも何人かが一緒に下りています。みんなどこ行くんだろ。
日影では道が駅前から凍っており、登山口への林道も雪に覆われていました。
踏み固められた場所は凍ってて、そうでない箇所はずぼずぼ踏んでいく雪でした。
下りで歩くには気を使いそうです。
いい天気。
やっぱり冬は空がいいね。
そういやこのへんは熊がいるんでした。
熊鈴をぶらさげます。
登山口です。
ストックを出しアイゼンをつけます。今回は白川郷のときも持っていった4本爪アイゼンです。
けっこうな急登。
尾根をまっすぐ登る道を見上げると、うええってなります。
積雪は多くはなく、凍ってもしません。
男坂と女坂の分岐でちょっと迷いましたが、予定通り男坂を登ることにします。
うええ。
左手の岩尾根の上を見ると、重機が工事をしていました。
なんだろあれ。重機が上がれるようなとこなんだ。
日が当たってきました。よいしょよいしょ。
上のほうでは雪の量が増えてきます。
固まっていないので、急な坂では4本爪のアイゼンがあまり効きません。
登りなので別に問題はないのですが。
あとちょっと。
雪道いいねー。ふうふう。
木々の間から富士山がちょろっと見えています。山頂に着くまで、そのまま見えててくれよー。
ついたー。
ついたときには他には誰もいませんでした。自分の前をひとり歩いてたんだけど、先に行っちゃったのかな。
富士山は、頭が雲に隠れています。まあこんなもんか。
すぐにあっちこっちから何人かが登ってきました。
自分も富士山の見えるところにザックを置いて、荷物を広げます。
ストーブ使うのは1年ぶりです。
ずぞぞ。
お湯も沸かして甘い紅茶も飲もう。
雲がどいてくれました。
富士山くっきり。
高川山の山頂にはほこらがあって、ビッキーの思い出が保管されています。
ビッキーは数年前までこの山頂に住んでいたわんこで、人懐っこいとかではなかったようですが、登山客が来ると下まで出迎えに来てくれて登山道を案内し、下山するときは途中まで送ってくれたりしたそうです。
一度会いたかったなあ。
さて下山します。
下山ルートは特に前半の傾斜がきつくて、かなり歩きにくい箇所がちらほらあります。
ロープに沿ってトラバースしていくところとかおっかなびっくり渡っていきます。
アイゼン、次来るときには6本爪にしよう。
雪がほとんどなくなってきたのでアイゼンを外しました。
もっと早く外してもよかった。先の様子がわからないからなー。こまめに脱着するのがいいんだろうけど。
轟音が聞こえて目を上げると、リニアモーターカーが走っていくところでした。
なんとなく新幹線みたいなのをイメージしてたのですが、走ってたのは2両くらい?の短い編成。
これはあらかじめカメラを持って待ち構えてないと撮れないわ。
林道に出ました。
ここからはもう人里です。
道端にはオオイヌノフグリの青い花が咲いていました。
トイレに立ち寄った公園で、地元のおじいさん2人とお話をしました。
「高川山行ってきたの?富士山はどうでした?」ばっちりでした!
「高川山にロープウェイ通したらみんな来ると思う?」そんなことしたらもったいない…せっかくいいお山なのに。
おふたりのうちの一方は、「高名な先生」だそうです。資料館の前だったから、郷土文化とかそういうのでしょうか。
施設の前の公園でアイゼンとストックの泥を落とさせてもらえたのが助かりました。
帰りはトーマスの電車でした。
電車の中にジュースの自販機がある!
コメント 0