日帰りアルペン谷川岳 [山歩き（日帰り）]
今回は谷川岳へ日帰りで行ってきました。
天気は良くなりそうだし、低山はまだ暑いしねえ。
谷川岳は標高こそ2000mにも満たないものの、気象条件の関係で1500mあたりで森林限界になり、高山ぽい雰囲気があります。
ちょっと遠いですが、何とか日帰り圏内。
水上駅からの始発のバスからロープウェイへ。
ほぼ待たずに乗ることができました。
谷川岳と言えばヤマノススメの山場の舞台。
ちょうどネットTVで放送されているところで、気分が盛り上がります。
天神平。
谷川岳の二つの山頂がくっきり見えています。
ここに来るのは3回目。朝からこんなに晴れてたのは初めてじゃないかな？
普通に登るのならここから歩き出すのがいいのですが、今回はリフトで天神峠まで登ります。
そっちは1回しか通ったことがないし、前回は雨だったしね。
「タカイヨー コワイヨー」
青空の下緑の中、気持ちいい。
天神峠の展望台で軽く腹ごしらえをしておきます。
肩ノ小屋まで続く登山道が丸見えだ…うええ。
すごく大変そうに見えるのは、望遠による圧縮効果のせいに違いない…
最初のうちは樹林帯です。
いい天気の週末だからか、人が多くて道がところどころ渋滞です。
「今まで天気が良くなかったし、明日からまた天気が悪くなるから、みんな来るわよねえ」と近くのおばさまがた。
避難小屋を過ぎると、岩場の連続が始まります。
大した岩場ではありませんが、急な登りになりますし、渋滞しやすくなるし。
前後に人が連なっていると、立ち止まって写真を撮ったり水を飲んだりするのにもちょっと気が引けます。
森林限界を超えて、景色が開けてきます。
暑い。かんかん照り。気温はさほど高くはないのですけれどね。
山頂の手前のちょうどいいところに小屋があるので、水の心配は要りません。
ひーひーふーふー。きつい。
ずっと上まで見えているのがまたきつい。
隣の尾根がかっこいい。
ふうふうひいひい。小屋まであと少しのはず。山頂は小屋のすぐ先のはず。
小屋までの最後の登り階段がまたたまらない。こんなにきつかったっけ？
近くの人が「いい天気すぎて谷川岳っぽくないね。ガスってるほうが魔の山って感じがする」とか話しています。
確かに、雨とは言わなくてもちょっとは曇っててもいいかもしれない…
肩ノ小屋到着… ふいー。
水はまだありますが、人も多いし、行けるうちにと小屋に入って水を買い足しました。
そうそう、本棚を見ておきます。奥多摩の救助隊のこんさんの本がある。
さてもうひとがんばり。
山頂も大賑わいです。
手前の山頂トマの耳から奥の山頂オキの耳へ。
間の尾根道から振り返ると、トマの耳はすごい格好をしています。
このあたりは高山植物の見どころなのですが、もう夏も終わってて、ヤマハハコとかそういうのが多くなっています。
オキの耳。
山頂部はちょうどガスがかかってきました。ごめんなさい、山頂は晴れてても良かったです。
「ソウ、ヤクソク！」
山頂の少し下の道端でおやつを食べてから、下山を始めます。
すっかり景色はガスの中。まあ涼しくなってよかった。
ここらへんは、7月までは雪の斜面になっている場所です。
少し前を歩いてたお姉さんがデジイチを肩に下げていて、ときどき景色を撮ったりしていました。
格好や歩き方としては登山者と言うよりも観光客っぽい雰囲気でしたけど、カメラのホールドのがっちり加減はすごくかっこよかった。ファインダーも覗かずに撮っているかのようななめらかな動作。ほとんど立ち止まりもしない。
でも段差を下りる時は毎回両足をそろえてぴょんと飛び降りる。そして速い。すぐに引き離されました。
雲が尾根を越えて流れ落ちようとしているみたいです。
日差しが幾分戻ってきました。
スキンヘッドで帽子なしのお兄さん、首筋が真っ赤に焼けていました。死ぬ気か。
自分もシャツの袖がちょっとまくれてて、手袋と袖の間だけ変な形に焼けてしまった。
ついたー。
最後のほうの木道では、大きな段差の上り下りで太ももの裏が攣ってしまいました。いろんなところが攣るもんだなあ。いっちっち。
帰りのロープウェイもほとんど待ちなしでした。
バスを待つ間にコーラ一気飲み。
水上駅では、駅前でおやきをひとついただきました。
おばちゃんがレンジでちんちんに温めてくれて、電車に乗った後もしばらく食べることができないほどでした。
家路は遠い…
ロープウェイのチケット売り場にいたぐんまちゃん。
帰りは売り場も暇そうだったので写真を撮らせてもらおうとしたら、撮りやすいようにこっちに出してくれました。群馬の人やさしい。
谷川岳はまた秋にも来たいねえ。
2016-09-15 22:42
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