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高尾山~日影沢林道の虫やら蛇やら [山歩き(日帰り)]

今回は、高尾山から日影沢林道を歩いてきました。

前の週が小屋泊山行だったこともあって、今週はお手軽で歩きなれた、荷物も軽くてすむ道がいいなと。
そうそう今の時期だと、ちょうちょとかとんぼとかも見られるんじゃないかな。
前にも一度下ったことのある日影沢林道なら、明るくて沢沿いで、そういうのがいそうな気がします。

てなわけで、今回は小さな生き物たちの写真がどっさり出てきます。
苦手な方は薄目でどうぞ。


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いつもよりも遅めの時間に、高尾山口から出発。
の前に、今回は行きませんけど、1号路をちょっと覗いてきます。
話によるとこのへんに… あった。ギンリョウソウです。
花の中に黄色い雄しべが並んでて、こう見えてもちゃんと花だって感じです。





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それではあらためて6号路へと歩き出します。
車道でも既にいろいろな虫たちが道端にいました。
カメノコテントウ。つやつやの大きなテントウムシです。
子供の頃は図鑑でしか見たことがなく、普通には縁がないやつかと思ってました。


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6号路名物の、水の流れる飛び石の道を、ちゃぷちゃぷ歩きます。
今日も暑いなー。暑いけど、夏が本気を出したらまだまだこんなものではありません。


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高尾山山頂。
意外にも富士山が見えています。
おそばとソフトクリームをいただきつつひと休み。


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一丁平への道。
非常に整備の進んでいる、公園のような明るい道です。
でもこの辺も、花やら虫やら、なかなかの見どころです。


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オカトラノオが咲き始め。
ここにはいっぱい咲きますねえ。


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ホタルブクロ。
中身が見える向きに咲くのはめずらしい。



次、ヘビ注意。




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登山道の木段を、ちっこいヘビがのんびり横断していました。うわーヘビだ。
でもこのくらいのサイズなら、変な声とか出すほどではありません。
ジムグリとかだろうか。鱗の虹色がきれい。


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あまりにのんびりなので、しばらく見ています。
と言うか、小ささのあまり登山者に気づかれずに踏まれても悲しいので、ヘビの前に陣取っています。
通りがかる人たちも「ヘビですか?」と見ていってました。

あとで写真をよく見たら、どうもこいつ、脱皮の直前みたい。
脱皮前のヘビは気が立っていて噛んでくるので、ちょっかいは出さないほうがいいとのこと。

しばらく見ていたら道を渡り終えたところでありんこに乗っかられて、ものすごく嫌がっていました。


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あっ!大きくて白いゾウムシ!!
ヒメシロコブゾウムシです。
体長が15mmはあったのでシロコブゾウムシかと最初思ったのですけど、ヒメのほうみたい。
こいつは8年前、初めて高尾山を歩いたときに、ちょうどこの辺で会ったやつです。
それ以来ここを通るたびに、またいないかなと思ってました。


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ストームトルーパーのような甲冑がかっこよくて、つぶらなお目目がかわいい。
今日ここに来てよかったー。
葉っぱの上をとことこ歩き回っているのをしばらく眺めていました。
葉っぱの裏に行ったときはひっくり返そうかと思ったのですが、こいつは何かあるとすぐに固まって落っこちちゃうとのこと。
手を出さないでよかった。


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すぐ隣には、ずっと小さな青緑色の甲虫がいました。
ついでにこいつも撮っておこう。
帰ってから名前を調べたのですが、こいつが案外手こずった。
たぶんコフキゾウムシってやつです。


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小仏城山では、いつものかき氷となめこ汁で休憩です。
かき氷のシロップの種類がまた増えていました。今回はサクランボ味をいただきました。


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ツマグロヒョウモン。
他にも、アオスジアゲハ、黒いアゲハ、ミスジチョウなども飛んでました。

さて今日はここから下山です。
日影沢林道は車も通れる道。その分距離は若干長いですけど。


あ、次もまたヘビです。




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舗装された林道を歩き始めてすぐ。
道端の草に、でっかいヘビが乗っかっていました。でかいな!さっきのと比べたら、まるで自転車のタイヤくらいあります。
アオダイショウかな。比較的おだやかな性格だと聞きます。
写真を撮ったら、ざざざっと向こうに行ってしまいました。
一度の山歩きで2回もヘビに出くわすなんて、たぶん初めてだ。
高尾山、すごいなー。


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アサギマダラです。
前方をふわんふわんと優雅に飛んでいます。
高速で飛ぶアゲハや落ち着きのないモンシロチョウと比べると、写真撮りにやさしいちょうちょです。
何千キロも飛行する、超長距離選手。
地面の影を見ると、羽の白い部分が半透明なことがわかります。


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ナナフシの若い子が道を渡っていました。
前にも、近くの小仏峠からのルートでナナフシに会ったなー。でかいのは見たことないかな?


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この林道は、山頂のほうが道が広くてきれいに舗装されていて、下っていくにつれて砂利道になってきます。
沢も近づいてきました。
ヤンマ系の大きなトンボが、自分を追い越して向こうへと飛んでいきます。
このあたりではカワトンボにも会えるはず…


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いました。アサヒナカワトンボ。
金属光沢を持つ体がきれいです。
色は、青緑っぽかったり、赤銅色だったり、銀色だったりと個体差が大きい。
警戒心はそこまで強くはないので、道路の真ん中や道端の葉に止まったやつにそろりそろりと近づいていってもなかなか逃げません。
いったん飛んでもすぐにまた近くに止まったりもします。


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おかげでけっこうな写真の枚数になってしまった。

今回は、本当にいろんな生き物に出会ったなあ。
ギンリョウソウ、アサギマダラ、カワトンボといったあたりに期待してこのルートを選んだわけですけど、正直ここまでいろいろ出くわすとは思っていなかった。

高尾山は、こういう自然が、奥のほうではなく整備された道や車道沿いでもすごく豊かだという感じがします。
稀有ですよねえこういうの。







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