夏山炎熱お花畑 平標山~仙ノ倉山 [山歩き(日帰り)]
草津白根山に行った翌朝。
水は結局、朝に1本足しておくことにしました。
今日はマクロレンズは置いてくし、他の物も車の中に置いておけるし、何よりこの数ヶ月間、ペットボトルにしたら1本どころじゃない減量をしているわけだし。
がっつり登る道ではあるけれど、1本分疲れるよりも、水が足りなくなることのほうがダメージがずっと大きい。
足しておいてよかった。
早朝にだるたさんと合流して、平標山の登山口へと向かいます。
前夜、だるたさんが「水をどのくらい持っていこう」と悩んでました。
標高が高めとは言っても気温の上がる日だし、前半の登りもけっこうきついからなあ。
このとき、「それは持って行きすぎじゃない?」と言ってしまったのを後でちょっと後悔した。
歩きだしからさっそく急な階段が始まります。うっへっへ。(とか言っているうちはまだ余裕)前夜、だるたさんが「水をどのくらい持っていこう」と悩んでました。
標高が高めとは言っても気温の上がる日だし、前半の登りもけっこうきついからなあ。
このとき、「それは持って行きすぎじゃない?」と言ってしまったのを後でちょっと後悔した。
水は結局、朝に1本足しておくことにしました。
今日はマクロレンズは置いてくし、他の物も車の中に置いておけるし、何よりこの数ヶ月間、ペットボトルにしたら1本どころじゃない減量をしているわけだし。
がっつり登る道ではあるけれど、1本分疲れるよりも、水が足りなくなることのほうがダメージがずっと大きい。
足しておいてよかった。
周りの木々がだんだん低くなってきて、見晴らしが出てきます。
日が肌に当たるとその分身体が熱せられてきつくなるので、今日も長袖+手袋+つばの広めのハット。
休憩ポイントの鉄塔。
眼下にはスキー場やホテルの建物が、おもちゃの庭みたいに見えています。
後ろには特徴的な形の苗場山も。
あそこもいつか行きたいんだよなー。
登りはまだまだ続きます。
スタートが早かったし、車だからバスの時間に縛られないし、多少ゆっくりでも問題ないはず。
ルートの中間で行程の調整もできるから。
アカモノ。
朝露でこんなつやつやになってるのは初めて見ました。
松手山で小休止。
いったん斜度が落て、感じのいい尾根道になります。
思ったよりも消耗していないぞ。
虫の多そうな山ではありますが、季節的には既にトンボが飛び交っており、刺してくるやつは姿を消してて助かりました。
山頂部の手前でまたけっこうな急登に。
木の階段のずっと先の折り返しが、見上げる頭上に見えている…。
ふうふう。平標山山頂!
きれいな尾根道が三方に伸びています。
森林限界を超えた日ざらしで暑い。
前回はここで昼食にして下山しましたが、今回は、あの向こうの仙ノ倉山まで行くつもりで来ました。
水は、一応は大丈夫そう。
平標まで戻ってくれば、すぐ下の小屋で汲めますし。
ここと仙ノ倉山とをつなぐ尾根道は、お花畑になっています。
春~初夏の花はもう終わり気味でしたが、それでもまだまだたくさん咲いていました。
これはミヤマキンバイかな。
夏山の代表的な花です。
えっと、何だっけ。高山植物の予習して来ればよかったな。
ハクサンなんとかとか何とかイチゲとか…うーん?
仙ノ倉山山頂!
思ったよかしんどくなってきました。
だるたさんもかなり苦労しています。
前方に伸びていく谷川連峰の尾根の先には、谷川岳の姿が。
現場では地図を見ても「たぶんあれだよね」くらいにしかわからなかったのですが、帰ってから写真をよく見たら、肩ノ小屋と、ケルンと、雪田を登っていく登山者らの姿が写ってました。
ここで昼食。
ごはん作る用の水は控えめにしたほうがいいかなー。
だるたさんから、ブドウの飲み物をちょびっといただきました。
これを減らして水を増やそうとは思わなかったんですか。「いやこれは別枠だから」
…あ、さっきの花、ハクサンイチゲだ。答え最初から出てたじゃん。
だるたさん、さっきの花、思い出しましたよ… あれ? 何だっけ??(猛暑で脳がやられている)
さて、尾根道を平標山に引き返します。
あついー。
「肩ノ小屋ヨリ10km、ですって」
さすが谷川連峰、肩ノ小屋が起点なのか。
平標山への登り返しを目の前に、げんなりしながらかなーり歩くと、前方にまた同じような道標が。
「肩ノ小屋情報ですよ!肩ノ小屋ヨリ10.5km」
さっきから500mしか進んでいないのか。意気消沈するふたり。
平標山頂まで戻ってきました。
ここまで来れば水の心配はほぼなくなった。
眼下に見える平標山ノ家を目指すだけです。
気象レーダーによると、このあたりで雨が降っているところは今のところなし。
小屋で道は尾根を外れ樹林の中に入るので、午後の雷雨の心配も小さくなりました。
山ノ家に到着。
水だ!
たっぷり飲みます。つめたーい!
手持ちはまだ数百cc残っていましたが、どうしても残量を気にしてしまうからねえ。
帰りに備えて、水を2本詰めておきます。
山頂から続々と追い越されてきた学校登山みたいのが、ここで勢ぞろいしていました。
それぞれ10人弱くらいの班に分かれて、各班は時間をあけて行動していたのが好感。
下りの途中、だるたさんがこの子らの落し物のサングラスを拾ってきてあげてました。
ここでテント泊するのがだるたさんの夢。いいなあ。
ここからは登山口まで40分くらい。
登山口からは、林道歩きが1時間ほど続きます。
暑さをしのぐために、川沿いの散策路を進みました。
道端には白いギンリョウソウがたくさん。
よろよろと駐車場に戻って、道の駅で入浴します。
肌の露出は抑えていたのに、手袋と腕時計の間がリング状に日焼けしてしまった。
だるたさん曰く、今年の中ではいちばんの歩行距離でいちばんしんどかった山行だったとのこと。
三ツ峠も長かったけど、あっちは登りが緩やかな上、まだ桜の季節だったからねえ。
この日は、他の登山者の人らのレポートを見ても、猛暑で水切れを起こした人が続出したようでした。
風呂から上がって隣接する食堂に入ろうとしたところで、ホタルの光が流れ出しました。
まだ17時なのに、厳しいな!
駅に出てうどん屋さんに入りました。
メニューで気になったのがイクラうどん。イクラ?
温かいのを頼んだらお店の人に「最初から温かいほうを試す人は珍しい」的なことを言われた。
温かいイクラうどん、おいしかった。今まで食べたことのない食べ物だ。イクラも熱で固まったりするのかと思ったらそうでもないし。
これイクラを大盛りにしたの食べたい。あとイクラをすくえるお匙が欲しい。
今日は、歩き出したのが6時半、駐車場に帰ってきたのが16時すぎ。10時間近い行程でした。
確かにきつかったけど、体調は悪くなかったし、これだけ歩ければむしろこの夏のコンディションとしては手ごたえがあった感がありました。
これを書いている時点で梅雨も明けましたし、これからが夏本番です。
今年はどこに行けるかなあ。
2017-07-22 10:58
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