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天狗岳(後編) 霧ヶ峰と高ボッチへ  [山歩き(テント泊)]

さて翌朝。

ゆっくり起きて、昨夜食べ損なったごはんを食べて、お茶を飲んでのんびりします。
天気予報は…昼ごろまでは雨の表示はついていないな。よしよし。

食器類を片付け、だるたさんがトイレに立ったときに、ザックを背負ったひとりのおばさんに話しかけられました。
「渋ノ湯への道はどちらでしょう」
あー、昨晩言ってた人かな。

道と道標を示して「地図はお持ちですか?」と聞くと、山と高原じゃない地図を取り出してきました。
登山地図ではないけど、渋ノ湯に行くならまったく問題のないちゃんとしたやつです。
「分かれ道が2箇所あって、渋ノ湯って道標がありますよ」(←本当は2箇所目は「奥蓼科登山口バス停」としか書いてなかった)
話していると、だるたさんも戻ってきました。

「うちらはこれからテントをたたんで…今が6時だから、出発は早くても7時か7時半かです」
「バスが10時半なのですが、渋ノ湯ってお店とかあります?」
「何もないです。温泉旅館がありますが、この時間から入れるかどうか。ここでゆっくりしてから出発したほうがいいのでは」


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うちらはテントをばらしてグラウンドシートを乾かしたりしてから、8時前に下山を開始しました。
荷物がやっぱり重い…飲み水が少なくなった以外には、袋ラーメンがなくなっただけだからなあ。
おばさんはその後姿を見かけず。先に行ったのか、散歩に行ったのか。




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渋ノ湯に到着。10時ちょい前。
土曜ということもあって、登ってくる人たちと何組かすれ違いました。早いなあ。
駐車場で重いザックをドスっと下ろすと、雨粒がぽちりぽちりと降ってきた。おおー、いいタイミングだった。

雨の中、車で下りる道の途中でも、山へ向かってすれ違っていく車が何台も。
みなさんご苦労様です。


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ところでうちらは、そのまま霧ヶ峰へ。
コロボックルヒュッテでランチにします。
リンちゃんも食べてたボルシチのセット。暖かくてうまー


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食後、車山へと歩きだします。
いったん止んでた雨が途中からまた降り出してきたので、傘をさしました。傘さして山に登るとかなめてるな!

霧ヶ峰というだけあってか霧が濃く、先の景色が見えません。
山頂ってどのくらい先だっけ。


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と思ったら、山頂のドームのシルエットが、霧の向こうのすぐ目の前に。
そのまま霧がみるみる流れて、北アルプス方向の展望が開けました。
うひょー。


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こっちが八ヶ岳。天狗岳はぎりぎり雲の中。つい数時間前まであそこにいたのですねえ。
車山は観光地なので、家族連れとかもたくさん登ってきています。
この天気でも来る価値がある景色。


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斜面は、オレンジ色がかったレンゲツツジの花でいっぱいです。
向こうのオレンジも全部レンゲツツジ。すごい。こんなに咲いてるの初めて見た。
雨の中ですが、車山湿原の脇を少し歩きました。


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白いコバイケイソウも、大群落で咲いています。
聞いた話では、コバイケイソウが一斉に咲くのは数年に一度とのことで、今年はその当たり年なのだとか。
いい日に来れてよかった。


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下山して(本日3時間ぶり2回目)、リンちゃんの入ったお風呂に入り、諏訪のご当地キャラクター、諏訪姫ちゃんのお店へ。諏訪姫ちゃんのバスも途中で見かけました。
その後ステーキでエネルギーを補給してから、本日の寝床のネットカフェへ入りました。疲れた。


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酔いどれカラオケ6時間で元気になった。
だるたさんの持ってきた日本酒おいしい。


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部屋を移ります。
ソニ子ちゃんを見せてもらいました。
単なる見た目でおっぱいアニメだと決め付けてしまっていましたが、旅情アニメだった。


翌朝、のんびり起きて、モーニングを食べながらニチアサ視聴。
今のプリキュア、初めて見たけど、日本中がひっくり返る驚愕の展開を目の当たりにしてしまった。


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この日はいい天気になりました。
近くでお弁当を買ってから、高ボッチ山へ。
ここもゆるキャン△でリンちゃんがキャンプしてた、夜景がきれいだった場所ですね。


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とても気持ちのいい高原。
ベンチでお弁当をいただきました。


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山頂からは、諏訪盆地、甲府盆地と続く向こうの雲の切れ間から、富士山が覗いています。
確かにこれはいい景色。
季節や時間帯によっては、カメラマンの三脚がずらりと並ぶらしい…


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最後に、下諏訪駅に近い温泉へ。
毒沢鉱泉という、だるたさんが名前で決めたところです。
近いと言っても山の上。すごい急坂を車で登ります。
お風呂は小さいながらも落ち着いた雰囲気の温泉でした。


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だるたさんに下諏訪駅まで送っていただいて、今回の休暇もおしまい。
ものすごく盛りだくさんな3日間でした。


書いててまたテントでのんびりしたくなってきた。
山もまだ行きたい。
梅雨は明けちゃったし、夏は暑いけど、どこ行きましょうかねえ。







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