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かんかん照りと大展望 至仏山 [山歩き(日帰り)]
今回は、尾瀬の至仏山に行ってきました。
至仏山には前回来るつもりだったのですが、どうも体調が完璧でなかった感じだったので見合わせました。
どうせ一日雲の中だったし、前夜は雨で道が濡れていただろうから、それで正解だったとは思います。
それから一週間、仕事もあったし、週末は近所でお手軽なところに行っとくのがいいかと考えていました。
うーん。どこ行こう。
天気予報は晴れ。今度こそ晴れか。
紅葉にはまだちょっと早いし、晴れの日に今のうちに行っておきたいところは…
やっぱ至仏山かなあ。
暑い季節は終わり、天候も安定し、まだ雪は降らず、至仏山は今がいちばんいい時期なんじゃないでしょうか。
体調も悪くなさそうな感じです。
いつもの夜行バスが取れました。尾瀬行き、2週連続です。
尾瀬戸倉の到着は朝4時。
空には冬の明るい星々がきらめいています。
寒ー。気温は10℃と言うよりも0℃のほうに近い印象です。
晴れてるせいか、先週よりもずっと寒い。
先週と同じつもりで来たので、ダウンとかは持ってきていません。大丈夫でしょうか。
軽くパンを食べてから、山ノ鼻へと下っていきます。
木々の間から、朝日に燃える赤い山が見えてきました。至仏山だ。これはいい天気だ。
気温も上がってきました。
山ノ鼻。
身体も温まってきたので、シャツを薄手のに換えます。
右手に進めば先週行った尾瀬ヶ原で、左手に進めば植物研究見本園から至仏山です。
向こうが何か白いね。ワクワク。
朝もや~
素晴らしい!先週登った人の話を聞いてうらやましかったところです。
やっぱ早朝はいいねー。
周りの人たちも大喜びしています。
植物研究見本園は、一周1時間弱のお手軽湿原です。
植物園的な名前ですけど要するに湿原です。
この日は葉っぱが霜で覆われていました。
写真を撮りまくって、出だしからなかなか進めぬ。
湿原を横切って、至仏山への道に入ります。
いきなりの急な登りです。
前のグループをペースメーカーにしてゆっくり進みます。
すぐに暑くなってきたので、Tシャツだけになりました。
ダウンとか要らないに決まってんだろ。
森林限界を超えるあたりで振り返ります。うわー。
尾瀬ヶ原が一望。湿原を縦断する木道、点在する池塘、川に沿った拠水林、まるっこい牛首の丘。
朝霞の向こうには、先週は見えなかった燧ヶ岳(ひうちがたけ)がそびえています。
これはたまらん。
登りは相変わらず急です。
至仏山は、滑りやすいことで悪名高い蛇紋岩(じゃもんがん)の山です。
傾斜の急な山ノ鼻側のルートは登りのみの一方通行で、現在は下りは原則禁止です。
蛇紋岩の鎖場。
青光りするつるつるの表面には体重はかけられません。
まあ登るのなら、凸凹も多いので鎖に頼らなくても登れたりしますが、確かに下りたくはないなあ。
前の人が「階段だ!うれしい!」と喜んでいます。
階段だってもちろんきついのですけれど、蛇紋岩の岩場よりは歩きやすいのも確か。
でも「この階段の傾きが嫌だ」と言ってるのを聞いて笑ってしまいました。
ひいふう。どんどん登ります。
下に見えているのは山ノ鼻の山小屋です。
ズームすると木道を歩いている人たちも見えます。みんな楽しかろうねえ。
登りのほうは、まだまだ続いています。
あそこまで行ったら山頂か、と思いたいけど、GPSを見るとまだけっこうあります。さっきからぜんぜん進んでないぞこのGPS。
これ知ってる。チングルマの紅葉です。すごい色になるんだなあ。
花に果穂に紅葉にと、いろいろ楽しませてくれます。
お山はゆっくり行ったもん勝ちなので、ここらで大休止にして朝ごはん第2弾にしました。
尾瀬ヶ原と遠くの山々を眺めながら、おにぎりとレーズンサンドを頂きます。
さてもうひとがんばりだ。
着いた!至仏山登頂!
なんて混雑だ!
山頂で座ってお昼にしようと思ってたのですが、座れる場所なんてありません。
しかし360度のこの眺望!
しましま。なんだこの縞々。武尊山(ほたかやま)です。
その向こうには富士山が見えていますよ!すげえ!
富士山の左手に平っぽく顔を出しているのは、奥多摩の雲取山らしいです。雲取山から至仏山が見えるのか。
山頂から少し行ったところの岩の上にいい場所を見つけました。
眺めもいいし、静かだし、独り占めです。
おにぎりやらおせんべいやらゼリー飲料やらでエネルギーを補給し、のんびりします。
ここらから見える山々はよくわからないので、地図でも広げてみようかなーと思ったけど、ここらの広域地図は持ってないんだった。
帰ってから調べました。
遠くに見えている白っぽい峰々は、なんと北アルプスでした。
左端の白いのは立山。その右の三角のが、8月に行った鹿島槍ヶ岳。
その右に二つ並んでるのが、剱岳と五竜岳。
手前の山に隠れそうになっているなだらかなのが、去年行った唐松岳です。
右端側の白い山々は白馬岳。すごいなあ。どこまで見えてるんだ。
谷川岳がそこそこ近いはずなので探してたのですけど、どれだかわかんなかった。
手前の稜線の左の画面外がそうでした。双耳峰で目立つかと思ったのに、こっちから見ると他の山に埋もれてて目立たないのかー。
さて出発。
下りは1時間40分のやさしい道のりです。らくしょー。
下り始めは、やはり蛇紋岩がごろごろした道です。
たいがいは大丈夫なのですが、よく磨かれた岩を踏むときには注意が必要です。
着いた足があさっての方向にすりーっと勝手に動き出したりします。
まあ氷や濡れた粘土じゃないので一気にツルっと滑るわけでもなく、神経使って疲れるとかいうほどではない感じです。
道に溜まった泥水の水溜りを見て、すぐ後ろを歩いていたおばさんが、「池だ」と言うのが耳に入り、ぜんぜん知らない人なのに思わず池!?とリアクションしてしまいました。
隣の小至仏山山頂もなかなかの賑わい。
そんななか、岩の隙間に黄色いスミレが一輪、まだ咲いていました。キバナノコマノツメです。
後は下りです。
なんだか塔ノ岳の大倉尾根の下りを思い出しました。
秦野市街の代わりに尾瀬ヶ原が、相模湾の代わりに日光の山々が見えています。
長い階段の下りには気をつけないと。
尾根の左端にゴールの鳩待峠が見えていますが、ほんとにあそこまで1時間ちょっとで行けるのか。
ものすごい遠くに感じるんですけど。
ミニ湿原のオヤマ沢田代。
ちゃんと池塘もあります。
いやー、それにしてもかんかん照りだ。
水は足りそうですが、ぬるくなってしまっています。
太ももがつりそうになったので、柿ピーやら梅やらスポーツドリンクやらを補充します。どれか役に立つだろ。
ルートの後半は樹林帯に入りました。
少しは日差しが遮られます。それにしてもまだまだ遠い。
比較的ゆるやかでお気楽な下りのはずなのに、かなりへろへろになっています。
前方に、若いグループが現れました。視界に入るか入らないかのうちに最後尾が「1名追い越しまーす」と声をかけ、グループを脇に寄せて道をあけてくれます。
次の列も、同じグループの別の班のようです。さすがの統率力です。
そう言えば登りで前にいたおじさんたちのグループもそのへんが上手くてストレスにならず、今日はついている感じです。
まあそのこっちは座って休めるところを探しているくらいなんですが、ありがたく追い越しさせて頂きます。
ついたー
自販機で冷たい水を飲み、ひとここちが着いたところで、花豆ソフトのお時間です。
やさしい甘さ。ちょっとあずきバーにも似た風味です。ばくばく食べます。
道中いろいろ食べてたので、デザートだけで済ませてバスで尾瀬戸倉へ。
今回の帰りは、時間の融通を利かせるために高速バスは取っていません。
バス同士で連絡を取ってるのか、尾瀬戸倉では上毛高原駅行きの路線バスが時間を過ぎても待っていました。ありがたや。
上毛高原までは約2時間。
狭い座席で身をかがめて靴の紐を緩めてたら、脚がつってしまいました。あらら。
足の向きを楽にして無視してたらそのうち治りましたが、これは問題だ。
運動不足、筋力不足が大きいのだろうけど、ミネラル不足という線もありそうです。
改善策を考えないと。
上毛高原の新幹線のホームは、混んではいませんでしたが、登山列車っぽい光景になってました。
同じ列で待ってたおじさんらは燧ヶ岳・至仏山で、親子連れは谷川岳だそうです。「谷川岳見えました!」「至仏山見えました!」と報告しあっていました。そしてどちらも「富士山見えましたね!!」とご機嫌でした。
日帰り山歩きで新幹線だなんて贅沢とも思いましたが、やっぱり速くて便利です。
上越の山々も、もっと見てみたいなー。
2週連続の尾瀬!すばらしい展望ですね!
自分も今週末こそ、と思うも、天気予報は雨。
湿原散策は雨も風情があって良さそうですが、ちょっと寒そうで、、、。悩み中です。
by sakuya2634 (2013-10-04 19:05)
やっぱり天気は、数撃ちゃ当たるが今のところ唯一有効な作戦です。
今週末は仕方ないですが、10月は天気がいい日も増えそうな気がします。
来週に期待です!
by ひさみね (2013-10-05 00:13)
ご無沙汰してます。ささきしのぐです。
都合により閉鎖していたマスターオブオリオン2のコンテンツをリニューアルして自分のブログ内に開設しました。
http://ameblo.jp/shinogu1/entry-11615463036.html
今度の情報は英語が出来ない人に向けて新規ユーザー獲得の為のコンテンツ入れて、それの拡張工事中です。
今は新バージョンで追加された機能を使って遊んでいます。
by ささきしのぐ (2013-10-08 01:57)
あの頃のゲームは、今のほうがかえって入手が容易になった感じですね。今のOSに対応してくれてますし。
4Xは比較的メジャーなジャンルですし、海外ゲームでは新しいのがそこそこコンスタントに出ている印象です。よくはチェックはしていませんが、日本でも評判がいいものもときどき耳にします。
X-COMのリメイクはかなりよかったですし、MOO2もいい感じにリメイクしてくれたらうれしいですね。
by ひさみね (2013-10-08 19:48)
至仏山からのパノラマ風景もいいですね!
今週末は悩んだ挙句、上高地から天狗池へトレイルランでも…
by JUN (2013-10-09 06:48)
今週末は晴れそうですよね
自分は、来年にでも涸沢くらいは何とかして行けないかなあとか考えつつ、いちおうどっか行くつもりです!
by ひさみね (2013-10-09 22:27)