同じ日でも毎年違う 金時山 [山歩き(日帰り)]
今年の登り初めは、いつもの通りに箱根の金時山です。
今回はいつもとはちょっと違い、かたわらさんと一緒です。
金時山の仙石からのルートは冬でも比較的危険が少なく、この時期のお山の良さをお手軽に楽しむことができます。
特に山頂からの眺めは素晴らしくてお奨めなのです。
小田原駅で落ち合って、箱根湯元行きの列車に乗ります。
車窓からは昇る日が見られました。
この日の予報は晴れないし曇り。
富士山は見えるかなあ。
風はわりと強く吹くようです。山頂での風速は14m/sと出ています。
天気予報では暖かい正月だと言っていますが、お山ではそうはいきません。ぜったい寒い。
さいわい、道中は地形的に風の影響はないはず。山頂では吹かれるでしょうが、茶屋もありますしね。
バスを降りてコンビニへ。
ここのコンビニ初めて入った。さすが箱根。
特製のホットドッグがおいしそうだったので、登りだしのエネルギー用にいただきました。
最初はしばらく車道歩き。
大涌谷のもくもくに日が当たってきています。
このもくもく、三ツ峠山からも見えるという話が。すごい。
年によってはこの時点でもう道が凍ってることもあるのですが、今年は気配もありません。
公時神社にお参りして身支度。
歩き出してすぐの奥の院にも寄って行きます。
奥の院から復帰する道が崩れてたのか、ちょっとまごまごしてしまいました。
大人しく引き返してルートに戻ります。
途中すれ違う人たちは、「山頂は風が強いよー」と言っていました。さもありなん。
山頂。どーん。
このルートは山頂についた瞬間に富士山が出てくるので、すごい迫力です。
雲も少なく、最高の見晴らしです。
ヘリが低空で頭上を通り過ぎていきました。すげー。
なんだろ、撮影とか観光とか?
反対側には相模湾と江ノ島が見えます。
毎年この日に来ていますが、いつも天気がいいなあ。ありがたや。
茶屋に入って暖かいものをいただくことにしました。
まさカリーうどん。金太郎のまさかりにかけた名前です。
「あ、カレーうどんなんですね」この金時駄洒落をわかってないで頼んだですか。
茶屋のおばちゃんに「あっちの子らにも見せてあげてよ」と言われたおじさんが、こっちに元日の写真を見せに来ました。子…。
元日もいい天気だったようで、日の出前の夜景から夕日までとてもきれいでした。
おしるこ。
「はいお年玉」おばちゃんにあられまでいただきました。
自分はメンタルが弱いので、娘さんのほうの茶屋には入りませんでした。
外は、思ったほどではないですがやはり風が吹いており、かっぱを着こんで防風します。
持ってきたお湯で富士見お茶タイム。
作業するのに手袋を外すとどんどんかじかんでくるので、できるだけ手袋のままやります。
はじめは雲に隠れていた南アルプスも見えてきました。
間ノ岳、北岳、仙丈ケ岳から甲斐駒ケ岳まで…なのですが、雪が少ないのでいつもと印象が全然違う。
ずっと眺めていたい景色ですが、寒いので下山することにします。
途中のうぐいす茶屋。
ずっと休業中だったのが、しばらく前から営業しだしたようです。
飲み物を買うとみそこんにゃくがオマケにつくそうです。
いつもは金時山のこのルートは積雪がないとたいへんなどろんこ道で、歩くと泥で身長体重が増えてしまうのが常なのですが、今回は雪はなく泥もそこまでではなく、とても歩きやすい日でした。
この日は箱根駅伝の交通規制があるので、バスで強羅駅に行って登山鉄道で帰るようにします。
スイッチバックに大喜びのかたわらさん。
小田原駅でいったん外に出て、おやつタイムにします。
小田原城が見える。
おやつを食べたら行ってみましょうか。
さるー。
えさに群がるお堀の鳥さん。
小田原城に前に来たのは相当な昔のことで、今回も特にチェックはしてこなかったので、携帯と道標を見ながら適当に来ました。
ロウバイや梅が咲いています。
今年はあちこちでもう梅が咲き始めていると聞きます。うちの近所でも咲いていました。
小田原城は工事中で、モダンな外観になっていました。
秀吉の天下統一に最後まで抗い、日本中の軍勢を相手にした戦いの舞台です。
「って、歴史の教科書に載ってますよね?」「うーん…」
小田原城って、神奈川県民以外にはあまり有名じゃないのでしょうか…。
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