冬の日きらきらシモバシラ 高尾山 [山歩き(日帰り)]
2015年の登り納めは高尾山。
12月下旬の高尾山と言えば、シモバシラの氷の花です。
今年の冬は気温が下がらない日が多くて、シモバシラ日和にはなかなかなりませんでした。
やっと訪れた冷え込み予報に狙いを定め、かたわらさんと向かいます。
氷の花ができるため条件はいろいろあって、シモバシラ(草)が群生していること、日当たりの悪い北斜面であること、氷点下が数時間以上続くこと、適度な水分があること、積雪がないこと、土が凍りついていないこと、シモバシラの茎が氷でずたずたになりすぎていないこと、などが挙げられます。
この日は期待していいはずです。
夜明け前の高尾駅。
身支度をしていると空が明るくなってきました。
歩き出しはヘッドランプがあったほうがいいかと思っていましたが、もうすっかり朝です。
この季節は稲荷山ルートの見晴らしが楽しめます。
コンパクトで見やすい双眼鏡を山用に買ったのでさっそく覗きます。
スカイツリーって、ちかちか光ってるのね。
高尾山山頂に到着。
プレジャーフォレストのでかいブランコが見えます。
かたわらさん曰く「鉄塔に取り囲まれている」。ほんとだ。
南アルプスの白い峰々。
高尾山頂のトイレは早すぎると閉まっている気がしたのですが、ちゃんと開いてました。
この時間には開いてるものなのか、それとも閉まるのは山頂下のトイレだけなのかな?
稲荷山と一丁平のトイレが使えず、城山のトイレも少なくなっているので、大切です。
携帯のアプリで山座同定… お?双眼鏡で確認します。
三ツ峠山だ。高尾山から見えるんだ。
休憩しておやつ食べたりしていたら日の角度が変わって、光る相模湾に江ノ島のシルエットが浮かび上がりました。
さて先へと進みましょう。
最初のシモバシラスポットはすぐです。
おー、できてた!
けっこう大きいです。
向こうからやってきた人によると、この先の道では見ていないとか。
これだけできているんだから、ないってことはないと思うんだけどなあ。
どこを通ってきたかにもよるし。
あったー!
去年と同じあたりに、たくさんできていました!
入口側のは日影でしたが、ちょっと先へ行くと日が当たりだしています。
氷が溶けかかっていてそれもまたいい。
日なたでは明るくて写真もきれいに撮りやすいです。
日で溶けるまでの勝負!
かたわらさん、日影のを撮ってる場合じゃないですよこっちこっち!
大きさもそこそこあるし、形のバリエーションもいろいろです。
こんな好条件、今まででいちばんかもしれません。
持ってきた双眼鏡は1.5mくらいなら焦点が合うのでちょっとしたルーペみたいな使い方もできます。
氷のお花畑を至近距離で眺める心地です。
溶けるー。
日が当たりだして溶ける前の、ちょうどこの時にこの場所にいられたという幸運。
あ、せっかく影ができてるんだから、もっと影にも着目して撮ればよかった。
お花みたい。
大きさよりも、繊細なひらひら、透き通った透明感、表面の模様に惹かれます。
いつまで見ててもきりがないので、先に進みます。
いやーすごかった。
城山の茶屋はやっていませんでした。
カレンダー上は平日なので、そうかなーとも思い、お湯と食べ物を持ってきました。
お湯を持ってくるならこういうのも軽いしおいしいし、これからも使おう。
この先、景信山まで行くかどうか迷ったのですが、もう満足しちゃったし、景信山の茶屋も開いていない気がするし、年の瀬で帰ってからいろいろやらなきゃいけないし、今日はここまでにしておきましょう。
「年に何日山に入るか」という話があります。
自分は山に入るというほどのところにはあまり行かず高尾山レベルが多いのですが、それも入れて数えてみたら44日くらいでした。
1年は52週くらいなのだから、案外多い?
泊まりで行っているのが6回あるし、祝日や連休もあるから、だいたい2週に1回くらいの感じでしょうか。
別に日数が多いのがいいとも思いませんが、好きなことをこれだけできるのは恵まれていることだと思います。
次は年明けにまた登るよ!
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