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夏のむしむし6号路 高尾山~城山 [山歩き(日帰り)]

今回は、かたわらさんと高尾山~城山を歩いてきました。

天気予報を見るとこの日は雨が降りそうです。
よし雨歩きの練習だ。
奥高尾縦走路なら多少降られたところでそう困ったことにはならないでしょう。
自分は14年夏はかなり降られたのですが、それ以降ほとんど雨で歩くことはありませんでした。
たまには雨も楽しいよ。

 

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直前の予報を確認すると、まず前夜から朝が雨。道が濡れていそうです。
そして昼から午後にかけて、局所的に強く降らせる雨雲の通過が見込まれています。ど真ん中ではなくても下山時にはそれなりには降るかも。せっかくだからしっかり降ってくれてもいい。

 

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高尾山口駅。
外は小雨です。
ここに来るまでもしとしと降りだったので、ザックが少し濡れてしまった。

駅のポスター曰く「世界のクワガタムシ展」最終日。
ちょっと見てみたい。
下山後に来るには遠回りだし、これから行ったら上で雨とカチあたりそうだなー。

 

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来ちゃった。
かたわらさんと合流し、とりあえずちょっと覗いてみましょうと。
見たこともないかっこいい生きてるクワガタがたくさんいました。

 

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大あごの先が上下に分かれてる。どうやって使うんだろ。
展示のケースをひとつひとつ夢中で見ていきます。

 

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壁の標本に移ったあたりで説明員の方から、プロジェクションマッピングによる高尾山の生き物と四季の自然の展示が始まるとアナウンスがありました。

高尾山の生き物の剥製が並ぶ壁に投影される美しい映像。さすが高尾山。
ムササビの剥製は、間近で見るとでかい。空飛ぶ座布団。

 

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TAKAO599MUSEUMに来たのは初めて。
きれいだし、展示もいいなー。
このスミレが丸ごと封入されたやつ、欲しい。
かたわらさんは樹脂ブロックの材質だの作り方だの価格だのに興味が向いています。

解説員のお姉さんと、ルートやら花やら展示物の作り方やら、いろいろ話を聞かせていただきました。
やっぱり自然の専門家の人の話を聞くのはおもしろい。

 

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木の実は触れます。
振るところころ音がするやつとかあった。

すっかり時間を使ってしまった。
そろそろ登り始めましょう。
時間や天気によってルートを柔軟に変えることができるのが奥高尾縦走路のいいところ。
今回も様子を見ながら行くことにします。

 

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登りは6号路を使います。
沢沿いなので比較的気温が低いはずですが、雨上がりで湿気も多く、汗が流れます。
昨夜の雨の後なので水が流れてていい感じになっているのでは。
ヤマホトトギスがたくさん咲いていました。

 

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なんじゃこら。
自分はちらっと見て通り過ぎましたが、かたわらさんは見逃しませんでした。
上からぶら下がって、くるくるくねくねしています。大きさ5~6mmくらい。

いもむしにしてはやたらまるまるしてるし、でもなんかいもむしっぽい雰囲気。
そもそもこの白く見えてるのは本体なのか付属品なのか。
質感的に、カイガラムシみたいに分泌物で身体を包んでいるようにも見える。
帰ってから、蛾の幼虫図鑑を(あまり見たくないので細目で)見始めました。

わかった。セミヤドリガの5齢幼虫です。
セミの成虫にくっついて暮らし、セミの短い成虫期間中にこいつも5齢まで成長し、5齢になると糸で下りてきて繭になる場所を探すのだとか。
寄生虫ではありますが、セミは別に病気になったりしないらしい。
白い蝋状のものはやはり分泌物。赤ちゃんのおくるみみたい。

 

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雨上がりで道は濡れており、沢にも水が勢いよく流れています。

またかたわらさんが、道の真ん中に変なものを見つけました。
体長15~20cmくらいの細長いやつで、黒くて、オレンジ色の線が走っています。うねうねして気持ち悪い…
ヒルかな?ヤマビルってこんなんじゃなかった気がするんだけど。

これも帰ってから(すごく嫌な思いをしながら)調べました。
ヤツワクガビル。大きいのは40cmにもなるのだとか。
吸血はしないのでヒトには無害だとのこと。そうは言っても、登山道にあのビジュアルでいられたらねえ…
ミミズとかを食べ、自分よりもでかいミミズでも丸呑みします。
ここにいたやつも、先っぽが気味の悪いピンク色をしていたので、まさにミミズを飲み込んでいたところだったのかもしれません。

 

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飛び石のところにも期待通り、水が多めに流れていました。
流水を踏んだほうが歩きやすい箇所もちらほらあって、普通のスニーカーではちょっと濡れるかも。
このくらい水があると楽しいねー。

「そこ!いる!踏む!踏みそう!」ギャー!ナニ!?ドコ!!??ナニ!???
「みみず」
ししし心臓に悪いですかたわらさん…

 

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一部の人々には知られている景色。
そう言えば6号路の下のほうに、靴が壊れて困ってるおんなのこがいました。何という作中再現。
おんなのこと言うか、高尾山によくいるお年のおんなのこで、お仲間もいましたけど。

 

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高尾山山頂。かんかん照り!
レーダーや予報を見る限り、当初予想されていた雨は来なさそうな感じになってきました。
茶屋でごはんとおやつを食べてから、ビジターセンターを見学します。
スライドショーには時間が合わなかった。
ムササビコーナーに、ムササビの実物大&重さのぬいぐるみがありました。やっぱりでかい。

 

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城山方面へと向かいます。
シモバシラの花が咲いていました。
巻き道に行けばもっと咲いていると思うのですが、道が雨でドロドロになっていたのでパス。
年末ごろになるとこいつの枯れ茎に氷の花が咲きます。

 

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一丁平。
「こんな道でしたっけ?」とかたわらさん。
そうですよいつもの道ですよー。
「ここ、初めて通る気がする」そんなばかな…あれ?
そうか、何度かこのルートを通った時はいずれも冬で、シモバシラの氷の花を見るために巻き道ばかり通ってたんだ。
ある意味レアな。

 

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城山到着!
茶屋やっていなかった… かき氷日和だったのに。
朝は雨が降っていたし、予報が悪かったからかな。今はかんかん照りだけど。
白人さん混じりのグループが2組いて、到着時に失望の声を上げていました。
今の城山山頂のこの日本人率の低さ。

「すみません、写真お願いしていいですか」はいー。
聞けば、カナダ人の旦那さんと日本人の奥さんだとか。(あとメンバーひとりひとり紹介してくれたけどわからんかった)
「Nice Climbing!」

そして国際色豊かなこの山頂でお人形撮りを始めるかたわらさん。
日本の文化。

 

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予定よりも遅くなりましたが、小仏峠から下山します。城山から下りるよりもむしろ早いし。
道にはまだ水が流れている箇所もちらほらありますけど、ここはとても歩きやすい下山路です。

 

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バス停にはバスが2台いました。
「どちらまでですか?高尾駅?ではこちらのバスです」
もう1台は高尾山口行き。そんな路線があったのか、知らなかった。
お風呂とかミュージアムに行くのに便利そう。

 

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次はどこに行こうかな。
まだ低山は暑い季節が続きますが、高いところよりも低いところで楽しみたい気分もあります。

 

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帰って気がついたら、窓の内側にちっこい黄色い点が。
何だこれと見ていたら飛んで、蛍光灯にがしがし当たりだしました。
帽子を差し出したら止まったので観察。
キイロテントウです。普通のテントウムシよりもずっと小さい。
荷物にくっつけて連れて来ちゃったかな。外に出してあげました。

 

 


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