冬の浅間嶺と払沢の滝 [山歩き(日帰り)]
今回は、お手軽に雪道を楽しめる浅間嶺を歩いてきました。
数日前に雪が降ったとのことで、いいタイミングだと思います。
北斜面を歩くので雪が溶けにくい場所ですし。
アイゼンさえあれば危険箇所はなく、行動時間も短くてお手ごろです。
いつもの通り人里(へんぼり)バス停からスタート。
道端の日影では草花が霜で凍り付いていますが、登山道は明るい登りです。
古い山荘跡。
400年前から使われている水源からの水が出ている、とのことなので、奥に行ってみます。
水、出てました。
このあたりは昔から重要な交易路だったんでしたっけ。
壁に「昨年12月に熊が出た」と書いてあります。いつの12月だ。
まあいつだろうがこの辺に熊が出ることはあるわけなので、熊鈴をちりんちりん鳴らしています。
スミレ。タチツボスミレかな。
その場では色がほとんど白っぽく見えたけど、正面を撮ってみるとちゃんとタチツボ色。
ちらほら雪が出てきました。
狭いトラバース道では滑らないように小またでちまちまと歩きます。
浅間尾根のメインルートに出ました。
今日は雲が多くて午後は場合によっては雪がちらつく予報ですが、今はいい天気です。
人里峠から軽アイゼンをつけるつもりでしたが、思ったより雪が少ない。
去年来たときよりも少ないです。
まだアイゼン要らないなー。
何かの足跡。
雪道ではこのような動物の跡をたくさん見ることができて、こんなひと里に近い低山でもいろんな生き物が生きているんだなあと感じさせてくれます。
去年までは、伐採作業のために一部メインルートから迂回する箇所がありましたが、今はそこは普通に通れました。
迂回路だったらアイゼンあったほうがよかったけど。
と思ったら今年はその先で作業が行われていました。
東屋の広場に直行するのではなく、右手の尾根道に誘導されます。
そっちは行ったことないなあ。
状況がわからないし、尾根道ならアップダウンもあるだろうから、ここらでアイゼンを使い始めました。
雪面のぽこぽこ模様。
何だろこれ。
ピーク903、小岩浅間。
浅間嶺の最高地点は、この先の展望所ではなくこっちです。こっちは地味です。
この先の下りは日当たりのいい尾根道で、雪がなくなってました。
うむむ。アイゼン要らなかった、けど、それは結果論だし…
山頂(展望所)到着!
晴れてていい眺めです。
今日は人が少ないので、下の広場ではなくこちらでお昼にします。
アルミ鍋うどん。
そういや先日TVに、このブログの鍋割山の鍋焼きうどんの写真が出てたみたい。
いい景色の中のんびりしてから、下山を開始します。
下りも雪道だし滑るので軽アイゼンを使います…が、やっぱり思ったより雪が少なめ。
まあアイゼンあったほうが歩きやすいのは間違いないし。
どこで外すかにいつも悩みます。
外した後に、狭い道が凍ってるかもしれないし…。
面倒くさくてもこまめに着け外しするのが正解ではあるのですが。
さすがにもう要らない。
アイゼンを外して、沢の水で泥をじゃばじゃば落とします。
この先は舗装路とときどき交わります。
前回、最後の分岐で登山道に行かず舗装路を下りたので、今回は登山道側に行こうかなと分岐から数歩進みました。
道が圧雪の斜面になっていて、アイゼンなしではとても無理でした。
アイゼン、もう洗っちゃったしなあ。
大した遠回りでもないので、やっぱり前回と同じく舗装路を下ることにしました。
福寿草。
前から歩いてきたカメラ持ちのお二人が撮っています。
自分も撮ろう。
「お尋ねしてもいいでしょうか、これって何ですか?」
「福寿草です、たぶん」今の時期に咲く黄色い花はそれしか知らないです。
道の上の斜面でがさがさっと音がしたと思ったら、猿の群れでした。
ゆずだかみかんだかもいっぱい落ちてるし、いかにも猿がいそうなひと里ですからねえこの辺。
駐車場からそのまま払沢の滝へと向かいます。
いい感じに凍ってる!
サイトによると、この日はちょうど凍結率が高い日だったようです。
いいタイミングだった。
滝つぼもつるつるでした。かっこいい模様。
今年は、雪が少ないですねえ。
2月3月もまだ雪シーズンですし、町で困らない程度に山で降ってくれたら、また雪を見に来よう。
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