思った以上の雪道だった御岳山

もう一度雪の降った次の週末、今度は御岳山を歩いてきました。

数日前の予報では、前回ほどは降らない、積もっても芝生がうっすら白くなる程度、とのこと。
が、降りだしてみたらけっこうな降りになりました。
東京方面の雪は予測が大変に難しく、上空の気温が少し違うだけでも雪か雨かが変わってくるそうな。

ともあれ、これはお山に行かないと。



お手軽な雪道歩きといったら高尾山かなと思ったら、ちょうどこの日が豆まきでした。
それは混むなー。
じゃあ…御岳山にしようかな。
御岳山にも神社あるね。でもわざわざ高尾山の豆まきと同じ日にぶつけてはこないんじゃない？
いや節分だから同じ日なのが当たり前？そっかー。

御嶽山駅から見た、朝日の当たる白い御岳山。
ケーブルカーの駅が見えますね。それと御岳平の広場、リフトと上の建物かな？



雪から2日後だけど、まだ木の上もけっこう白いなー。
今日の道は、普段ならちょっとした散策ルートだし、ビジターセンターのガイドさんや物好きな人はもう歩いてるでしょうきっと。



御岳平。
写真をよく見たら、太陽にハロ（暈）ができてるね。



武蔵御嶽神社にお参りしていきます。
今日の豆まきに備えて、みなさんが雪かきをされていました。
階段全体というわけにもいかないようで、片側半分だけが雪かきされています。

神社でおみくじを引いたら、ズバリ壱番、大吉！
「全ての事がうまくいく。しかし、自分の力量以上に願う心に注意し、信仰心を忘れてはならない。」



神社の階段から長尾平方面への広い道。
雪が深い。足跡はひと組だけ。そんなか。



長尾平の広場には足跡はなし。
傾斜の強い七代ノ滝方面には行かずに、ロックガーデン方面へと進みます。



左に下るのがロックガーデンへの道。
足跡がねーじゃんか。

うーむ。平らな道ならノートレースもけっこうなんだけど、沢への下り道ではなあ。
どうしよう。
迷ってから、右の広い巻き道を行くことにしました。
こちらなら先行者がいるし、後ろから来た2人組にも追い越されていったので安心。



日が当たってきた木の上の雪が、ざばーっとしょっちゅう落ちてきます。
帽子がないと大変だ。
ザックの雨蓋はびしょびしょになりました。



木の橋がこんな。
雪の深さは、平均的には20cmくらいかなあ。
足跡の少ない道を歩くのは楽しくはあるのですが、ちょっと大変です。
その後ひとりに追い越されて自分の前には4人分の足跡ができてるので少しは楽。
それでも足跡をきれいにたどれるわけでもなく、ずぼずぼ歩きます。
前の人らにはちょっと申し訳ないな。



綾広ノ滝の上の東屋まで来ました。
ロックガーデンからの道との合流点です。

先行者らは全員、大岳山方面へと向かった様子。
ロックガーデンへの道にはやはり踏み跡がありません。むー。
どうしよう。大岳山に行くのは問題外として、ロックガーデンへ行くか、巻き道をそのまま引き返すか。またはせめて芥場峠まででも行くか。

東屋でしばらくおやつ休憩をしながら考えます。
ロックガーデンから人が上がってこないかなー。
しばらく待っていたけど誰も来ない。
もうひとり休憩の人が来て、ロックガーデンに下ってくれたらいいのにと思ったけど、腰を据えてしまって歩き出す気配もなし。



うーん。
せっかくだし、誰も歩いていない道を、ロックガーデンへと下りましょう。
ノートレースとは言っても所詮はロックガーデン、これ以上にやさしい道はありません。
一応、綾広ノ滝への下りだけには注意が要るけど、一歩ずつしっかり歩けば問題はないはず。

道は、雪に埋もれているとは言え足の置き場はわかりやすく、滝への最後の階段もうっすらと段が浮かび上がっています。
たぶんここまでがいちばん注意が要ったところでしょう。



本当に、足跡ひとつない、雪に埋まった道だなあ。
ずぼずぼ。
アイゼンはつけてるけど、ゲイター履いてないや。というか長いゲイター持ってないし。
まさか自分が行くようなところで、雪をずぼずぼ歩くことになるとは思っていなかった。
まあ大した道ではないし、雪だってそこまで深くはないし。



沢を何度も渡る踏み石も、雪まんじゅうになってはいますがはっきりしています。



しばらく行ったところで、前方から人がやってきました。
「トレース付けておきましたので」あー、ありがとうございます、助かります。

以降は、この人が歩いた跡をたどれるので、ぐっと気が楽になりました。



その後もひと組またひと組とすれ違い、あとはお手軽なスノーハイクです。



頭上からの落雪は相変わらず。
着ているジャケットは元はある程度撥水性能があったのですが、いまやわりと滲み滲みだなあ。
来シーズンになったらスプレーしなおすか。

武蔵御嶽神社に近づくと、もう完全に踏まれた道になっています。
豆まきの時間、ちょうどそろそろだな。覗いていこうかな。



神社の前で、甘酒が振舞われていました。
自分はあまり好きではないのですが、少しいただきました。

神社の屋根に積もった雪に日が当たり、見ているうちにもどんどん緩んできます。
ときどき大きなかたまりがどさどさっと落ちてきて、みんなそれを見守っています。



社殿の中での儀式だかも終わり、豆まきが始まりました。
自分も5円玉やらチョコレートやらを拾いました。



楽しい雪道歩きだったなあ。
豆まきも見れたし。
もともと今週はお休みのつもりだったけど、来てよかった。
ノートレースのロックガーデンも歩けたし。

長いゲイター、要るかなあ…
あんなの、自分には出番ないぞ。高いし。

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