9ヶ月ぶりの山泊まり 雲取山(後編) [山歩き(小屋泊)]
景色のいい石尾根縦走路を、雲取山目指して歩きます。
ヨモギノ頭への急な登りをえっちらおっちら。
ゆっくり歩いても息が切れそうです。
ふいー。振り返ると、七ツ石山と、奥多摩小屋前のテント場が見下ろせます。
このあたりにはヤマザクラもたくさん咲いていました。
小雲取山を登ると、雲取山の山頂が近くなってきました!
最後の登りがまたしんどい!
雲取山登頂ー!
富士山もずっと見えています。なんていい天気。
思ったよりもゆっくりしてしまったので、適当に雲取山荘に向かうことにします。
山頂から雲取山荘までの間の急な下りは、この時期はいつもつるんつるんに凍ってて滑る道でした。
今回は、道にも道の外にも、ちょっとも雪がありませんでした。
今日の部屋は、8畳に6人のようです。
予約したときは「混みますよ」と言われたけど、このくらいなら余裕です。
今日は休みじゃない人も多いでしょうしね。
こたつは布団を敷くときには部屋の外に出しました。
同室の人は、半分が70代だそうです。みなさんすごいベテラン。
他のルートや他の山小屋の話を聞かせていただきました。
売店を覗いたら、図書館で3回借りた奥多摩の本が置いてありました。
奥多摩で山岳救助隊の副隊長をされていた金(こん)さんの本です。
一般書店での販売はしておらず、出版から時間もたつのでビジターセンターなどでも見たことがないと思ったら、こんなところで!
喜んでたら小屋番さんに「この人今日は来てないよ」と言われました。こ、この人?「金さん。」
よく来るんだ…
夕食後、表に出てみます。
今夜は月が明るいので星は望めませんが、それでも北斗七星やしし座が見えていました。
消灯は21時。
みんな疲れてて朝も早いので、すぐに寝ます。
ひと眠りして目が覚めたら0時くらい。まだこんな時間かと思って次に気がついたら4時半近くでした。
よく寝た。表に出よう。
東の地平が明るくなっています。
地上にはもやか雲が出ている様子。
「雲の分、日が昇ってくるのが少し遅くなるかもね」と近くの人と話をしました。
早くしないとおなか減ってきたんですけど。
出たー。
もやを突き抜けるようにして昇ってきました。
さあごはんごはん。
たまごとしょうゆをかけて、ふりかけと海苔でおかわりしました。
出発。お世話になりました。
この時間なら、普通に歩けば10時半のバスに乗れるんじゃないかな。
急ぐわけじゃないんだけど、10時半の次が12時台なのを気にしてしまいます。
雲取山山頂と雲取山荘の間には、バイカオウレンがたくさん咲いていました。
こんなにここに咲いているのは初めて見た。雪解けが早いからかな?
再び雲取山山頂。
やっぱり朝の澄んだ空気がいい!
富士山はもちろん、右手には南アルプスの山々も見えています。
えっと、甲斐駒はわかる。他の山はなんとなく。
こんないい尾根でテント泊いいなー。
自分もやってみたい。ただテント泊用の装備と食料を担いでくることを考えるとちょっと。
七ツ石神社にお参りして帰ることにしました。
傍目にはただのトタン小屋だったのですが、中には立派なお社がありました。知らなかった。
平将門と縁があるとも言われているそうです。
登ってくるたくさんの人とすれ違いました。
小さい子供をつれた家族連れや、巨大なテント泊装備を担いだグループなどなど。
ひーひー登ってくる人も少なくありません。ゆっくり登りましょうー。
集落はもう目の前です。
バスまではあと30分。ちょうどいいくらいの時間です。
天気はずっとよかったし、虫や日焼けに悩まされることもなかったし、今回も楽しかった。
バス停の前の駐車場に、おまわりさんたちが集合してました。
連休だし、この登山口で登山届けの受付や案内をしたりするのでしょう。
帰りのバスを待っている人ももうけっこういます。
自分もよっこいしょとザックを下ろしたとたんバスが来ました。あれ?何で?
あとで確認したら、数分遅れてやってきた10時前のバスだったようです。
帰ったら、知人からメッセージが入っていました。
山梨まで出てくるので、三ツ峠山に行きませんかとのこと。
うわおう!ぜひ行かなければ!
雲取行って次は三ツ峠ですか!
私最近、疲れが取れなくて縦走とか連ちゃんとか絶対無理そうww
お気を付けて行ってらしてください。
by JUN (2015-05-10 07:10)
自分は比較的お手軽なところをお気軽ペースで歩くので、そのぶんにはなんとかなります
JUNさんのほうこそ、強行軍の3000m級雪山とかですからお気をつけくださいませ!
by ひさみね (2015-05-10 17:31)